今日は終戦記念日です

2017年08月15日

point_4平成29年8月15日(火)、戦没者を慰霊し、平和を祈念する日であります終戦記念日に、東近江市下中野町にあります「滋賀県平和祈念館」にお邪魔しました。

滋賀県平和祈念館
敷地入口の様子です。

内部入口の様子です。
奥に展示室があり、たくさん人が来られていましたよiconN04

現在行われている展示
滋賀県平和祈念館開館5周年記念特別展示(第17回企画展示)
シベリア抑留―ユネスコ世界記憶遺産舞鶴引揚記念館所蔵品より―」
期間:平成29年4月29日(土)から平成29年93日(日)まで
    月・火休館(祝日は開館)
時間:9時30分から17時
入場無料

次回の展示
滋賀県平和祈念館第18回企画展示
戦時のくらし モノがたり―もの不足 食糧不足―」
期間:平成29年99日(土)から平成29年1224日(日)
月・火休館(祝日は開館)
時間:9時30分から17時
入場無料
【関連講演会】
平成29年1022日(日)13:30から
井上優氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)
「梵鐘を守れ!-文化財保護をめぐる戦時下の裏面史-」

 次回の展示では、上記の梵鐘の講演会が行われるようです。
 今現在は文化財として鋳造品が取り扱われていますが、戦時下においては昭和16年の金属回収令の対象となっていました。


point_4日本遺産となっている重要伝統的建造物群保存地区五個荘金堂地区にあります「弘誓寺」には、『近江神崎郡志稿』(昭和3年)に、明暦3年(1657)の銘をもつ大型洪鐘(こうしょう)があったとの記録が残ります。
 しかし、五個荘では、昭和17年に一般家庭、寺院から金属が「国家二供出」されており、この際に弘誓寺の洪鐘は供出されたものと考えられ、現存しません。

弘誓寺鐘楼横の様子

弘誓寺境内の鐘楼横には、コンクリート製の梵鐘が置かれています。供出後の代替梵鐘とみられ、戦争の歴史を物語っています。

弘誓寺のある金堂町では、今日は夜まで地蔵盆をされておられます。集落の入り口や居住域の境界といった辻々に地蔵堂が配置されていて、それぞれの地蔵堂の前に櫓が組まれ、飾りが施されます。大人が持ってきたお供え物を子どもたちが預かり、大人と子どもが協力して、とっても楽しそうでした。
地蔵盆のお供え
金堂まちなみ交流館の近くのお地蔵さんです。

文化財は平和の礎ですねiconN04



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Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 15:00 │近現代展示