またしても!

東近江市埋蔵文化財センター

2017年07月05日 17:00

平成29年7月5日(水)午後1時、綿布団にくるまれた物体・・・







その中身は・・・













先日まで、愛知県陶磁美術館にて展示されていた安土城跡金箔瓦、今度は・・・













滋賀県立安土城考古博物へ・・・











金箔瓦の由来

 瓦の上面に張り紙があり、「昭和24年7月2日発掘 能登川町干拓 能中1年生 宮川良吉代」と記載があります。
 この瓦は、現在の東近江市きぬがさ町城東地区、搦手道付近で町立能登川中学校1年生の宮川君が発見しました。しばらく中学校に、展示してあったそうです。
 その後、「能登川町立郷土資料館」が開館し(昭和57年頃)、能登川中学校から郷土資料館へ瓦が移管されました。平成9年には、埋蔵文化財センターに移され、現在に至ります。
 
 安土城跡出土の金箔瓦で、ほぼ完形のものはこの1点のみであることから、平成14年に能登川町の指定有形文化財(考古資料)になりました。

 1992年に安土城天主の最上部(5階6階)が「スペイン・セビリア万博」で原寸大で復元された時に、この金箔瓦を基に軒丸瓦が多数作成されました。この復元品は、万博閉会後に移築され、「安土城天主 信長の館(近江八幡市)として公開されています。



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