1月26日 国史跡百済寺境内で「文化財防火訓練」実施!

東近江市埋蔵文化財センター

2019年01月29日 10:00

平成31年1月26日(土)、国史跡釈迦山百済寺にて、文化財防火デーに伴う消防訓練が実施されました

毎年、1月26日の文化庁「文化財防火デー」に伴い、文化財の防火査察や消防訓練が行われています。
今回は紅葉で有名な「百済寺」にて、東近江市消防団、東近江市行政組合能登川消防署、愛知消防署が参加して、雪が降る中、訓練が行われました

この訓練は、文化財を火災およびあらゆる災害から守り、災害発生時における文化財の被害の軽減を図るため、文化財愛護意識の高揚と、併せて消防計画に基づく消防技術の向上及び関係機関の連携強化を図ることを目的とするものです。


今年の新僧坊酒「百済寺樽」も楽しみな、雪の百済寺です。

今回は本堂付近での火災が想定され、訓練が行われました。

消防に電話連絡した後、初期消火を行っている様子です。


文化財を運び出す訓練の様子です。


車両が入る細い通路を通って、消防車が防火水槽まで到着したところです。


呼吸用のボンベなどを実装し、ホースをかついで、階段を駆け上ります。


放水開始




鎮火を確認しました。


昨年末に新調された「大わらじ」も訓練を見守ってくれました。


ホースを巻いている様子です。駐車場から本堂まで、およそ400メートルのホースが繋がれました。

雪のため、閉会式はおこなわれませんでしたが、無事に終了することができました。
今回の訓練を契機に、今日まで大切に守り伝えられてきた文化財を「郷土の誇り」として、後世につたえていくために、今後も防災意識を高めていきたいものです



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