陸軍平林射撃演習場跡
2016年02月05日

「陸軍平林射撃演習場跡」が新たに加わりました。(平成28年1月13日)


埋蔵文化財包蔵地は、分布調査によって遺跡と推定されていたり、発掘調査によって実際に確認されていたり、過去に遺跡があった場所を示します。土盛りや地下の掘削を伴う工事をする場合は、届出が必要な区域で、滋賀県教育委員会が設定したものです。
もちろん、この範囲外であっても遺跡が見つかることはあります。
また今回は、従前より知られてはいましたが、近年地元の方々による調査研究により遺構が再認識され、開発からの保護をかける目的で、新たに埋蔵文化財包蔵地として設定されました。

なお、飛行場関係の現在も残る遺構としては、飛行機用掩体などが残る埋蔵文化財包蔵地「布引掩体群」や、連隊本部門柱(冲野神社に移築)などがあります。

長さ200m、幅70mの敷地に、土塁やコンクリート構造物が残ります。民地との境界には「陸軍」の文字がある境界杭があり、陸軍用地であったことを示します。戦後は地元に払い下げられています。


Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 09:00
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