平成29年1月21日(土)「東松山市の三角縁神獣鏡」
2016年11月30日
歴史に親しむ講座 雪野山古墳の時代の講座も残すところあと1回となりました。
第4回の講座のタイトルは、「東松山市の三角縁神獣鏡」です。
講師は、東松山市埋蔵文化財センター 副所長 佐藤幸恵先生です。
東松山市は、埼玉県のほぼ中央に位置します。川に挟まれた台地上に特に遺跡が分布し、弥生時代後期の土器である五領式土器の標識遺跡である五領遺跡がとても有名です。また初期古墳である前方後方墳が県内でも密集してみつかっている地域です。
東松山市の南部、高坂台地縁辺部から中央部には、高坂古墳群が分布します。平成23年、高坂8号墳の調査時に、隣接する高坂神社境内地から三角縁神獣鏡が出土しました。埼玉県では初めて三角縁神獣鏡が出土したことで、大変話題となりました。
神社の正面の様子です。
東松山市では、その後調査研究を進められ、シンポジュウム、講演会などでその成果を次々と公開、書籍も発刊される予定だそうです。
今回は、それらの成果を近畿では初めてご講演いただきます
めったに聞くことのできないお話しですので、ぜひご参加ください
当日は、雪野山古墳の銅鏡金属レプリカを展示する予定です。こちらもお楽しみに
平成28年度 歴史に親しむ講座 雪野山古墳の時代 第4回
「東松山市の三角縁神獣鏡」
東松山市埋蔵文化財センター 副所長 佐藤幸恵先生
日時 平成29年1月21日(土)13:30~15:00
場所 東近江市能登川博物館集会ホール
東近江市山路町2225 (電話0748-42-6761)
参加費 無料
申込 メールまたは往復はがきに、住所・名前・電話番号を記載の上、東近江市埋蔵文化財センター宛ご送付ください。
平成29年1月16日(月)必着でお願いいたします。
往復はがき:〒521-1225 東近江市山路町2225 東近江市埋蔵文化財センター
メール:yukinoyama.kofun @ city.higashiomi.shiga.jp

当埋文センターの電話不通について
2016年11月30日
ご迷惑をおかけいたしますが、お電話の際は、ファックス番号0748-42-5816へお電話下さい。
本日中には復旧する見込みです。よろしくお願いいたします。
↓↓↓↓↓
11月30日14時現在、仮復旧しました。
通常通り、0748-42-5011の番号が使えます。
ありがとうございました。
受口状口縁をもつ土器を展示しています
2016年11月14日
東近江市埋蔵文化財センターの展示ケースにて、受口状口縁(うけぐちじょうこうえん)を持つ土器を展示しています。
弥生時代中期後半から古墳時代中期に作られた土器のなかでも近江の地域色が強い土器として、受口状口縁をもつ壺形、甕形(かめがた)、鉢形、手焙形(てあぶりがた)の土器が知られます。
口縁端部を折り曲げて受口にし、外面に櫛描文様やヘラ描文様を施します。
口縁断面が受口になっています。
展示の一部、甕形土器です。甕といっても煤がついており、煮炊きに使った土器です。このほかにも、各種とりそろえております。
年内をめどに展示していますので、ぜひご覧ください

平成28年11月12日(土)田中俊明先生講演会
2016年11月07日

第3回講座は、「3・4世紀 東アジアの王とクニグニ」
滋賀県立大学教授 田中 俊明 先生 にご講演いただきます。

先生の大学研究室にて撮影。
反対側も、本の量がものすごく、大変なことになっています。









「3、4世紀東アジアの王とクニグニ」
講師 田中俊明先生(滋賀県立大学人間文化学部)教授
日時 平成28年11月12日(土)13:30~15:00
場所 東近江市能登川博物館 集会ホール(東近江市山路町2225)
申し込みは、東近江市埋蔵文化財センターまで
電話0748-42-5011
メール yukinoyama.kofun @ city.higashiomi.shiga.jp
@の前後は詰めてください。
「雪野山古墳の時代」第1・2回講演会開催しました!
2016年11月07日
平成28年10月29日(土)、歴史に親しむ講座「雪野山古墳の時代」第1回講演会
「古墳時代政権交替論の現在‐湖東と播磨の発掘調査成果から‐」を開催しました
講師は、大阪大学埋蔵文化財調査室の中久保辰夫先生です。
雪野山古墳は、副葬品が盗掘されることなく残されていました。副葬品の構成から、古墳時代前半の時期区分がより理解できる資料として注目されます。また大陸由来の文物を含むことから、古墳時代政治体制を国際情勢と関連付けることができます。考古学研究の進展を促した重要な古墳であることなど、詳しくお話し下さいました。
さらに、先生がフィールドとして研究されている播磨地域の古墳築造動向や朝鮮半島の倭系土器について興味深いお話を聞くことができ、参加者のみなさん聞き入っておられました
平成28年11月6日㈰、第2回講座は、「雪野山古墳とヤマト王権」と題して開催しました
講師は、明治大学文学部教授 佐々木憲一先生です。
発掘調査時の貴重な写真や、現場の生のお話を聞くことができました。竪穴式石室の構築復元や様々な貴重な副葬品が出土したことなど、雪野山古墳の意義を熱くお話しくださいました。
雪野山古墳の被葬者像については、墳丘規模からヤマト王権内では第2ランク、畿内周縁部ではトップクラスであり、前方後円墳であることが重要とされました。また雪野山古墳と後出する安土瓢箪山古墳との副葬品の比較検討から、ヤマト王権が大陸から半島の勢力との関係を深めた当時の国際情勢を反映する重要な事例として高く評価されました
出土品の展示は、能登川博物館にて、平成28年11月20日(日)まで開催中です。
石室原寸大レプリカは、大きさや石積の様子、粘土床の傾斜角度や形がよくわかります。
頭位は北枕で葬られていました
出土品展示は、文化財保存修理を行った竪櫛・合子、棺外靫(ユキ)が初公開です展示自体も初めて
収納台を作成した小札革綴冑は、小札がすべて展示されたのはほぼ初めて
新しい展示ケースには、銅鏃の一部を展示。こちらは市外博物館で15年前に一部展示されて以来
この機会にぜひご覧くださいませ