
平成31年3月17日(日)弘誓寺(躰光寺町)の歴史的建造物調査の成果を報告する講演会を開催しました
看板の様子です。今回は、登録有形文化財となっている本堂で講演会が行われました。
10分間の法要の後、お接待のお茶休憩があり、講演となりました。

パラパラと雨が降ったりやんだりでしたが、大きな雨は降らず、檀家さんや能登川地区まちづくり協議会の会員さんなど60名以上の参加で、本堂が満員となりました。


今回の調査では、造営文書の精査により本堂の上棟年代が20年ほど遡り、本堂の造営に顔戸村(米原市)の羽淵氏が携わっていたことが判明しました。羽淵氏は東近江市内の建部弘誓寺(浄土宗)の本堂造営に携わるなど、18世紀前半に湖北湖東で活躍しました。
市指定有形文化財となっている表門の意匠や本堂の意匠について、詳しく講義くださいました。参加の皆さんもうなずきながら、幼少のみぎりから慣れ親しんだ弘誓寺の歴史的建造物と、先人の守り伝えてきた法灯への感謝と今後の継承に新たに思いをいたして、皆さんで合掌されました。
Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at
10:00
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