
永源寺相谷町に所在する
相谷熊原遺跡の説明看板を設置しています

相谷熊原遺跡は、東は鈴鹿の山々、西は愛知川に面した、山麓のゆるやかな傾斜面に広がる、縄文時代を中心とした遺跡です。発掘調査によって、縄文時代草創期(
約13,000年前)の竪穴建物跡群、縄文時代晩期(
約3,000年前)の墓跡などが見つかっています。
とくに縄文時代草創期の遺跡は、近畿地方では類例が少なく、滋賀県内では初めて発掘調査されました。また、この時期では最も規模の大きい
竪穴建物跡や最古級の
土偶が出土するなど、常識をくつがえす大きな成果をあげています。
ほ場整備に伴い、平成21年より滋賀県教育委員会と公益財団法人滋賀県文化財保護協会によって発掘調査されたもので、くわしくは、公益財団法人滋賀県文化財保護協会のHPや、滋賀県教育委員会発行の発掘調査報告書などをご覧下さいませ

東近江市では、滋賀県教育委員会から遺跡写真を借用し、遺跡に隣接する熊原神社境内地に遺跡の説明看板を設置しました。発掘調査後は埋戻しが行われており、遺構を見ることができません。この看板が遺跡を知るよすがとなりますよう

また、東近江市の東の玄関口である
道の駅「奥永源寺渓流の里」駐車場にて、
永源寺地区の埋蔵文化財を紹介する説明看板を設置しています。

永源寺地区の史跡彦根藩主井伊家墓所、高野館遺跡、千草峠などを紹介しています。また、道の駅の物販情報コーナーに相谷熊原遺跡のリーフレットを設置しています。旅のお供にどうぞ
Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at
09:00
│
縄文