【情報提供】雪野山古墳にかかる地元フォーラム開催

2016年05月31日

point_4平田地区まちづくり協議会設立10年を記念して、遺跡などの文化財を、地域の資産としてまちづくりに活かしていく方策について考えるフォーラムが開催されます。

point_4東近江市の西南にあります雪野山古墳は、その多くの部分は平田地区にある羽田神社境内地であり、発掘調査以前から地域にかかわる地であることは、言うに及びません。また雪野山には、平石古墳群などの群集墳が分布し、平田地区では中世城館跡である後藤館遺跡や徳昌寺遺跡、下羽田遺跡、浄土屋敷遺跡などの縄文から中世の集落遺跡も所在します。御澤神社の伝承や羽田神社の松明行事・フキハヤシなどの神事、重要文化財となっている薬師如来をご本尊とする光明寺など、歴史的なものを数多く見出すことができます。

point_4平田地区まちづくり協議会では、毎年雪野山歴史公園で雪野山歴史まつりを開催されたり、平田学び塾による地域の歴史の掘り起こしなどをされて来られています。今回のフォーラムでは、雪野山古墳の発掘調査を行われた大阪大学福永伸哉先生が基調講演をされます。

point_4平田地区まちづくり協議会設立10周年記念事業
―地域資産を活かしたまちづくり―平田地区の未来を考えるフォーラム
日 時 平成28年79日(土)13:30~17:00
場 所 東近江市トレーニングセンター(東近江市下羽田町54)
定 員 200人
参加費 無料
申込  平田コミュニティーセンターまで、FAX、Eメールで、6月30日締切
     電話/FAX 0748-22-1950
     Eメール hirata-co @e-omi.ne.jp(@の前は詰めてください)

チラシ写真
プログラム
13:45~15:00
 国史跡雪野山古墳の価値はどこにあるのか
 
講師:福永伸哉(大阪大学)

15:00~15:45
 地域の歴史資産をまちづくりに生かす
 講師:細川修平(彦根市教育委員会)

15:55~16:55
 パネルディスカッション
  

Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 17:00古墳講演会

琵琶湖とその水辺景観【東近江市】のリーフレット

2016年05月20日

point_4日本遺産「水の文化」ツーリズム推進協議会による、リーフレットが配布されています。
(平成28年5月現在)
東近江市では「伊庭の水辺景観」「五個荘金堂重要伝統的建造物群保存地区」が認定され、リーフレットには、まちあるきMAPが掲載icon16

日本遺産東近江市リーフレット

point_4最近ちらほらとホタルが飛びはじめていますよiconN29
リーフレットには、伊庭の水辺景観でのホタル観賞スポットも記されています。
能登川地区では軒先をめぐる水路や田んぼの水路で、ホタルがみられます。

point_4五個荘金堂地区では、先月、近江商人博物館内に新たに「中路融人記念館」がオープンiconN32
 文化功労者の中路融人先生が描かれた湖国の風景face05
 私たちのふるさとはこんなにすてきiconN08と自画自賛kao07

point_4リーフレットの入手については、
滋賀県商工観光労働部観光交流局内
日本遺産「水の文化」ツーリズム推進協議会事務局
電話077-528-3741まで
  

Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 09:00日本遺産

【情報提供】はじめての能楽鑑賞

2016年05月18日

point_4能登川コミュニティーセンター・竣工記念事業
はじめての能楽鑑賞 能装束着付実演と能「竹生島」

間:平成28年611日(13:30開演(12:30開場)
場所能登川コミュニティーセンター(東近江市躰光寺町262番)
    JR能登川駅西口より徒歩5分
入場料:前売り1,800円、当日2,000円 全席自由席(前売り売り切れの場合は当日券なし)
チラシ写真

point_4滋賀能楽文化を育てる会が主催する事業です。
 会では、「伊庭能面教室」を開催されており、技術の伝承にも務めておられます。
当日は、奥永源寺・政所若宮八幡神社所蔵能面の展示がされます。
能面20面が市指定工芸品となっている桃山~江戸時代の貴重なもので、その一部の公開です。中世から山間の地の神社で行われた、神事能の姿が目に浮かぶようです。

point_4チケット取扱・問合せは、
能登川コミュニティーセンター 0748-42-3200
  

Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 09:00民俗

相谷熊原遺跡の説明看板を設置しています

2016年05月10日

point_4永源寺相谷町に所在する相谷熊原遺跡の説明看板を設置していますiconN28

point_4相谷熊原遺跡は、東は鈴鹿の山々、西は愛知川に面した、山麓のゆるやかな傾斜面に広がる、縄文時代を中心とした遺跡です。発掘調査によって、縄文時代草創期(約13,000年前)の竪穴建物跡群、縄文時代晩期(約3,000年前)の墓跡などが見つかっています。
 とくに縄文時代草創期の遺跡は、近畿地方では類例が少なく、滋賀県内では初めて発掘調査されました。また、この時期では最も規模の大きい竪穴建物跡や最古級の土偶が出土するなど、常識をくつがえす大きな成果をあげています。
 ほ場整備に伴い、平成21年より滋賀県教育委員会と公益財団法人滋賀県文化財保護協会によって発掘調査されたもので、くわしくは、公益財団法人滋賀県文化財保護協会のHPや、滋賀県教育委員会発行の発掘調査報告書などをご覧下さいませ本

point_4東近江市では、滋賀県教育委員会から遺跡写真を借用し、遺跡に隣接する熊原神社境内地に遺跡の説明看板を設置しました。発掘調査後は埋戻しが行われており、遺構を見ることができません。この看板が遺跡を知るよすがとなりますようリボン
相谷熊原遺跡の説明板

point_4また、東近江市の東の玄関口である道の駅「奥永源寺渓流の里」駐車場にて、永源寺地区の埋蔵文化財を紹介する説明看板を設置しています。

 道の駅永源寺渓流の里の説明看板
point_4永源寺地区の史跡彦根藩主井伊家墓所、高野館遺跡、千草峠などを紹介しています。また、道の駅の物販情報コーナーに相谷熊原遺跡のリーフレットを設置しています。旅のお供にどうぞかえる
   

Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 09:00縄文

【春の味覚】伊庭周辺にて

2016年05月02日

point_44月頃からホンモロコが琵琶湖から川へ上ってきています。この時期は細い水路状の川に、モロコを狙ってたくさんの釣人が集まっています。
 伊庭内湖に生えるヨシがモロコの産卵場所です。伊庭の里湖(さとうみ)づくり協議会によって、ヨシの保全活動や外来魚の駆除、在来種の保護、水質浄化の取り組みなどがおこなわれており、近年モロコが増えてきているとのこと。外来魚駆除の大会は例年6月に行われていますよiconN04また市では、天然ホンモロコの特産化を推進しています。
 投網を準備している様子
能登川博物館地域学芸員さんが、投網を投げる様子です。

投網を投げた様子
この時はあまり取れず、モロコの写真がありません。すみません。

ヨシの群生
ヨシは水質を浄化し、夏には「よしず」が活躍。ヨシ笛などもありますが・・・

ヨシを使ったちまき
ヨシで包んだ「ちまき」iconN04これが包みやすいんです。

ちまき出来上がり!
ちまきそのものには砂糖を入れず、きなこと砂糖を後付けして食べる方法を教えていただきました。
ふんわりとヨシの香りがして、やさしいお味です。  

Posted by 東近江市埋蔵文化財センター at 09:00日本遺産民俗